WeChat(微信)の実名認証とWeChatPay(ウォレット)について

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WeChatは、通常のチャットやビデオ通話の機能を利用するには、携帯電話を登録してアカウントを作ればすぐに利用できます。

ただ、お金のやりとり関連となると実名認証が必要になります。

例えば:

ラッキーマネー(中国語で言うと「红包」)

送金(中国語で言うと「转账」)

です。

今回は、ちょっと面倒な実名認証とWeChatのウォレットについてお話ししようと思います。

日本の方にとって、送れる、受け取れる、かどうかの話になりますので、ぜひご認識いただいたほうが良いと思います。

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なぜ実名認証が必要なのか

理由を調べてみましたが、実名認証は、主にお金のやりとりが関わってくると、必須となります。

その理由は、誰が、誰に、いくらを送ったか、と言ったような金の流れを把握するものであり、マネーロンダリング(Money Laundering:資金洗浄)を防ぐため、のようです。

ひと昔は少し緩かったのですが、最近は特に実名認証をやっておかないと、やりとりができなくなっています。

実名認証するにはどんな方法がある?

実名認証するには、主に2つの方法があります。(いずれという意味ですので、どちらか一つの方法ができれば大丈夫です)

一つ目は、中国国民の身分証明証情報です。

これは、中国国籍を持っていれば、必ず持っているIDカードですので、中国人ならこれで認証する人が多いです。

ただ、これだと、当然ならが中国のIDを持っていない日本の方は認証方法として使えないのです。

二つ目は、銀行カードを連携することです。

この二つ目は、WeChatが認めている銀行が発行している銀行カードを連携することです。

ただし、ややこしいのは、このWeChatが認めている銀行と言うのは、以下になります。

キャッシュカード一覧(画像が縦長いため別窓で開きます)

クレジットカード一覧(画像が縦長いため別窓で開きます)

引用元はこちら

実際にご覧いただいてわかる通り、すべて中国の銀行が発行しているカードになりますので、日本や他の国が発行しているカードは、実名認証に追加できないのです。

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日本の方は実名認証はできない?

実名認証するには、上記で紹介した

①中国の身分証明書を使うか

②中国の銀行が発行している銀行カードを使うか

のどちらかしかありませんので、上記を持っていない場合は、実名認証はできません。

残念ながら、日本の方でいうと、おそらくほとんどの方は、②は持っていないのであれば、WeChatの実名認証はできないとなります。

ただし、数少ないと思いますが、中国の旅行や出張など、一時的に中国に滞在していた方ならば、パスポートで中国の銀行カードを作られた方もいると思いますが、←この場合は、②の条件は満たしますので、実名認証は可能になります。

実名認証しないと何ができないの?

では、実名認証しなければ、何が不便なの?

本記事の最初にもご紹介したように、アカウント登録さえすれば、WeChatの基本機能(友達とチャット、ビデオチャット、タイムラインなどのSNS機能)は利用できます。(実名認証の必要はないです)

ただし、お金のやりとりとなると、実名認証が必須になってきます。

ここで、お金のやりとりといっても2種類があります。

ラッキーマネー(中国語で言うと「红包」)

このラッキーマネーは、いわゆる小額のお金になります。1回は200元以下という制限はあり、小銭と言われている額です。

これのやりとりは、カード連携する必要はないです。実名認証だけで、少額のやりとりはできます。

(実はここ、実名認証を実施しなくても、もらえた記憶がありました…今自分のアカウントは実名認証したので、検証はできなくなりました…今は厳しくなっているかもしれません…)

ただ、小額は実際に現金化しよう(引き出す)とする時にカード連携が必須になります。

送金(中国語で言うと「转账」)

送金となると、必ず実名認証を行って、さらに、カード連携をやらないといけません。

1日の限度額は20万元(約380万円)です。

実践したことはありませんが、この限度額もやり方によって引き上げられるそうです。

まとめ

ということで、本記事でお伝えしたいこととして、

WeChatでお金をやりとりをするには、「中国の身分証明書」を登録するは、もしくは「中国の銀行が発行しているキャッシュカード、クレジットカード」を連携するか、が必要になります。

もしそれを持っていなければ、実名認証が通らず、やりとりはできないのです。

過去に実名認証が厳しくなかった時期に、ラッキーマネーをもらえたかもしれませんが、今は、厳しくなってきました。

なので、日本の方はWeChatウォレットで大金のやりとりをするのは、あんまりないと思いますが、一応、本記事でご紹介した内容を把握していただければ、今後WeChatでの金銭関連のやりとりの際に役に立つと思います。

では今回はここまで。

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コメント

  1. ゆき より:

    初めまして。
    WeChat経由で中国アプリへの課金方法を調査中、こちらの記事に辿り着きました。
    別の記事でパスポートで実名認証が通過できたという事例を見かけましたが、パスポートの番号に加えてこちらの記事に記載のある中国国民番号、もしくは銀行口座がない限りWeChat経由でのお金のやり取りは難しいということでしょうか?

    もしご存知でしたらお知恵をお借りいただきたくコメントさせていただきました次第でございます。
    よろしくお願いいたします。

    • AKIRA より:

      返信遅くなりすみません。パスポートの登録では、実名認証はギリギリ通過できていたと思いますが、ウォレットを使おうとすると、必ず中国の銀行口座を紐付けないと、できなくなっているようです。
      そこで、中国の銀行口座は中国現地での開設が必須条件になっていますので、2023年現時点では、日本にいる方はとても難しいですね。お力になれずすみません。

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