よく「えこひいきされている」というのですが、そもそも、「えこひいき」ってなに?と疑問に思ったので調べてみました。
漢字(読み方)
依怙贔屓(えこひいき)
実は「依怙贔屓」は合成された言葉で、もともと「依怙」と「贔屓」によって組み合わせされています。
まず特徴のある「贔屓」を解説しましょう。
贔屓とは
贔屓(ひいき)の中国語では、「赑屃」と書いて、ピンインは、bi4 xi4 と読みます。
また、中国語で「霸下」(ba4 xia4)とも言います。
贔屓(赑屃)は、中国神獣で、龍の第六の息子です。顔は龍ですが、体は亀に似ています。
贔屓(赑屃) という神獣は、背中に重いものを背負っても、頑張ってやまず前に進むという、 中国では長寿と吉祥、努力の象徴です。日本では、支える力を貸すという意味でつかわれています。
次は「依怙」(えこ)
「依怙」中国語では、yi1 hu4 と読んでいます。
意味は、頼るです。こちらはただの中国語の動詞で、特段説明するポイントはありません。
では、あたらめて「依怙贔屓」を見てみましょう
依怙贔屓(えこひいき)
まず簡体字に直しても、「依怙赑屃」という中国語の4字熟語はありません。
ということは、「依怙贔屓」は日本語の造語になります。
ダイレクトに考えると「贔屓(という神獣)に頼る」のよう意味ですが、日本では、自分だけに特別に肩入れすることですね。
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