すでにご存知の方は多いかと思いますが。
今年の4月に、中国のSNS微博(WEIBO/ウェイボー)が強制的にIP所在地を表示するようになりました。
ずっと試せなかったのですが、時間ができましたので、国内版と国際版両方試して、結果をご紹介しようと思います。
IP所在地の強制表示とは
つまり、ユーザーのIPアドレスをもとに、所在地をユーザーのページに強制的に表示するようにしたということですね。
例えば、林志玲のWeiboアカウントを開くと、以下の赤枠の部分に「IP属地:日本」と表示されていますので、いま林志玲が日本にいるという情報が開示されるようになったということです。
なぜIP所在地を表示したの?
普通に考えると、なぜそんなことするの?となりますよね。
いちおう、以下の管理メッセージでは、「情報の透明性、信憑性」「なりすましの抑止」「誹謗中傷の抑止」が目的だそうです。
中国国内版と国際版、両方ともIP所在地強制表示?
試してみたところ、IP所在地強制表示されたのは「中国国内版」も「国際版」も表示されました。
一応試す前に、国内版も国際版も両方アップデートしました。
結果、両方表示されました。
Weibo国内版
まず国内版です。
一応、何人か有名人をフォローしていますので、表示してみました。小嶋陽菜さんのWEIBOページです。(日本になっていますね)いつフォローしたんだろう…
さきほどの林志玲も日本と表示されていますね。
で、こちらの方ですが、東京新青年と名前で日本かと思ったら、、、中国の遼寧省でした…
なるほど、そういうことですね…
Weibo国際版
次は、国際版です。最初は見つかりませんでしたので、未対応かと思ったら、投稿を開いたら表示されました。
例えば、林志玲のWeibo投稿です。
お子さんが生まれた投稿では、「中国台湾」と表示されています。
また、7/8の投稿では、「日本」と表示されていますね。
「发布于 日本」の「发布于」は「投稿の場所」の意味です。
というわけで、一応国内版も国際版も、IP所在地の表示はされていることになります。
IP所在地表示って良いの?悪いの?
ネットの意見として、当然ながら2つに分かれています。
「全然問題なし」という意見と、「微妙だね、プライバシー侵害だ」という意見が存在します。
いちおうそれぞれの主張はありますが、ただ“客観的に”見ると、不都合になるユーザーたちは確実に存在していると思います。
例えば…
日本にいる、というユーザー名で、IP所在地は遼寧省だったり…
美国(アメリカ)にいると表示しながら、IP所在地が福建省だったり…
日本にいるみかんと書いて、「河南省」だったり…
フランスにいると書いて、「河南省」だったり…
まあ、このような方々も、おそらく困っているではないかと思います。
もう、魑魅魍魎ですね。
最後に
というわけで、WeiboのIP所在地の強制表示についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
本サイトは日本語で書いているのでほとんどの方は日本にいると思いますが(困る方はいないかと思いますが)、個人的には、こういった情報開示は、ネガティブには捉えておらず、
所在地ぐらいなら、別に良いではないかと考えています。
……
最後に、ちなみに自分のWeiboアカウントのIP所在地はどこだろう、と思い投稿してみようと思いましたが…なんと本人認証が未完了で投稿できませんでした…認証するには電話番号の登録が必要で、面倒で検証をやめました(すみません…)
では今回はここまで!
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