中国の古墳などを考古する際に、よく一緒に埋められている女性の足の骨が開いている、もしくは全身の骨が折れて変な方向にねじれている状態で発見されるという。
そこで考察された結果、なぜそうなっているのかを紹介してくれる記事がありました。
とても恐ろしい真実が紹介されました。
殉葬という風習
古代中国で、帝王もしくは地位の高い人が亡くなった後、殉葬という風習がありました。
その風習の背景は、人が亡くなった後、死後の世界に行っても、生前と同じように生活できるように、生前に使ったものや側近の人、最愛の人を連れていくという考え方があるからです。
ただ、この風習で最も残忍なのは、帝王は亡くなったが、ほかの人はまだ生きているわけなので、
そうなると、自然に2つの究極な選択肢が出てきます。
その中で、特に女性は酷い目にあっていると言われています。
女性の殉葬
帝王身辺の女性といえば、王の妻、妃、宮女が主な対象です。
とはいえ、全員を死後の世界に連れていくわけにはいきません。王の子供たちの面倒を見る必要もあるし、国政の管理もありえますので、基本的に「皇后」「王の子供を産んだ妃」などは殉葬しないようです。
となると、子供を産んでいない妃たちや、王や妃たちの日常生活の面倒を見る宮女は殉葬の対象になるのです。
女性の地位が低い古代中国では、とても残酷で悲しい時世ですね。
一説によると、選ばれた女性は全員強制的に殉葬されるわけでもないようです。
時代にはよっては、殉葬と選ばれる対象の女性の意見も求められることもあるようでした。
嫌ならしなくても良い選択肢と、もし承諾してくれたら、女性のご家族に社会的に高い地位や富を与えるケースもあるそうです。
女性にとっては、殉葬に応じることで、一族全体が平民から高い地位が与えられるなら、一族のためにでもあるので、承諾するというケースもあるでしょう。
どうやって実行するのか
対象が定まったら、残りはどうやって実行するか、というところですね。
ボロボロな状態連れていても王に失礼なので…基本的には容姿が美しいままで、という考え方になります。
例えば、毒酒、縊死などの手段をよく使われるそう。
ただ、↑はまだ穏便なやり方なのですが、
時代によって、気絶させる、睡眠類の薬を飲ませ、さらに体に水銀を注入するというやり方もあるそうです。
恐ろしい真実
ここで、記事のタイトルにも書いていたような「足が開いている状態」「ねじれている状態」に繋がります。
すでに亡くなっていれば、動かなくなりますが、気絶もしくは睡眠薬を使われる場合は、埋まった状態で目が覚めてしまう人もいるでしょう。
そうすると、恐怖と絶望でその状態で最後の時間を過ごすことになるので、力の限りあがいたりする結果、足が開いたり、骨がねじれたり、折れたりの状態になると、考古学者が分析しているます。
最後に
中国の唐の時代以降は(明朝を除き)徐々に殉葬の制度は廃止されてきたと言われていますが、それまでの女性は社会地位が低いが為にいろんな非人道的な待遇を受けてきたとわかります。
もう二度とそんな時代が来ないように願います。
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