すでに自分の電話番号でwechat申請できなくなっている方から「別の方法でアカウント作成できないか」とのご質問を多く頂いており、いろいろ検証しております。
1つの可能性として、textplusのようなアプリで、アメリカの電話番号でwechatアカウント申請してみる方法を試してみました。
先に申し上げますと、結論は「失敗」でした。が、いろいろ気づいた箇所がありましたので、本記事でまとめてご紹介します。
textplusで試してみる経緯を話すと、一応カカオトークは、textplusで申請した番号でアカウント申請できたので、同じくSMS取得するなら、wechatのアカウントも行けるのではないかと考えたわけです。
そこで、textplusで取得したアメリカの電話番号で、wechat登録を試してみました。
textplusで登録した電話番号でアカウント作成の流れ
申請したtextplusの番号で新規wechatアカウント作成
「登録」を押すと、ポリシー画面が表示され、同意を選択。
次は、セキュリティ認証に同意して「start」を押す。
ロボットじゃない認証は次の画面に出ます。スライドしてピースを嵌めるだけ。
はい、SMS確認コードの画面が出ました。ここまでは順調!
SMS「送信」ボタンをクリックしたけど、いくら待っても、認証コードがtextplusに送信されない!
ここからが、怪しくなります。
仕方なく、違う手段を探し、一応電話呼び出しも可能のようですので、試してみることに。
「電話呼び出し」を選択します。次の確認画面では、受信の言語も選べます。中国語、日本語、英語など、聞き取りやすい言語を選ぶことが可能。
選択後「電話呼び出し」ボタンを押すと、textplusで電話がかかってきた!
無事、認証コードを聞き取り、入力して次へ進むと、「すでにとあるアカウントとリンクされている」と出ています。
そこで「はい、今すぐログイン」を選択すると、下記のように、「疑わしい登録のため、アカウントが制限されている」とのメッセージが表示された。
で、中で一部中国語が混ざっていて
限制登录。如需继续使用,请轻触确定申请解除限制
※日本語訳:登録制限、継続使用の場合、OKを選択して制限解除を申請してください
と表示されます。
ここで、OK、を選択すると、下記の画面になります。
上の画像でも日本語訳をかいていますが、理由は登録規定違反、のようです。
ここで、アカウント解除を申し込み、の緑ボタンを選択しますと、また、wechatのセキュリティ認証画面が再び表示されます。
同じように、ピースを嵌めると、次の画面が表示されます。
内容は「自分でアカウント再開を申請する」になります。
解除の条件として、
・半年以上のwechat正常利用
・銀行カード登録済
・最近補助認証の回数(1ヶ月に1回、半年に2回、1年間3回が上限)
のwechatユーザーの電話番号を入力することでした。
実は、このメッセージはよくお問い合わせを頂いています。要はこの画面が表示されたが、どのように解除すれば良いか?という内容です。
正直、このメッセージが表示されたら、これ以上の対応は難しい。
理由は、補助認証を助けれくれるwechatユーザーにも一定のリスクを負わされることになり、承諾しれくれることによって、助けれくれるユーザーのアカウントへの(wechat運営側からの)評価も落ちることになり、アカウントに不利益をもたらす可能性が高いからです。
実際に自分も長くwechatを利用していますが、銀行カードを登録していないため、上記の条件にも満たしていません。
結論
当然ながら、textplusで申請したフリーの電話番号では、wechatアカウント作成はできないという結論になりました。
ただ、途中までやって、「番号はすでにとあるアカウントとリンクされている」ということは、
・以前はこのようなフリーの電話番号で申請可能だった
・最近wechatでアカウント新設が氾濫してwechat側で何かしらの対策を取った
と考えられます。
つまり、日本も含めて、wechatアカウントが突然こんなメッセージ↓
が表示され、利用できなくなった場合も、当初アカウント開設の際に、フリーのアプリで申請した電話番号で登録していないか?をご確認ください。
仮に、そうであれば、おそらくそのアカウントは今後、使えなくなります。別の(普通の)電話番号で申請されたほうがおすすめします。
検証は失敗で終わりましたが、わかったことも多くありましたので、ぜひご参考ください。
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