中国武漢から発症し、全世界に広がったと言われている新型コロナ、まだ世界での収束は見えていない状況ですが、国の統制力が働いて、なんとかコロナの収束が見えてきた中国では、コロナの前と後でどんな変化があったかを気になり、調べてみました。
調べるとは言っても、現地に行っておらず、ネットを使った調査ですので、広く浅いトレンド情報として読んでいただければと思います。
新型コロナの影響で、普及が加速している無人配送、無人店
もともと中国では無人配送、無人店が約2年前から全国の大都市で現れはじめ、ニュースにもなりました。
無人配送
例えば、2018年に無人配送車が夕方の混む時間帯の配送動画。
同年(2018)の広州でも無人運転が実際の道路で行われましたね。
これらの動画をみると、人を避けたり信号の識別もできていますね。
今年新型コロナで人と人の接触を防ぐために、無人配送、無人車の活躍場面が格段に増えてきた印象が、いろんな中国国内ニュースを見てそう感じるようになっています。
例えば、災害中心地の武漢でJD社の無人配送車が活躍している動画。
無人店(无人超市)
新型コロナ禍で、人と接触が極端に少ない「無人店」も徐々に増えてきているようです。
こちらは北京の無人店に新華社が取材した様子ですが、「人と接触しない」のと「数が増えてきている」ので、安心してかついつでも日常品、おやつなどの小さい買い物ができるので便利と評価されています。
引用元:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1666617250155038971&wfr=spider&for=pc
無人店の課題
コロナで増えてきているとはいえ、無人店については、まだまだ課題が多く存在しているようです。
こちらの記事によると、だいたい2つの課題があります。
一つは客層のズレ問題です。若者はだいたいサラリーマンしているので、無人店に行く機会が少ない。逆に年寄りは時間あるけど、流行りの顔決済とか、QR決済に馴染んでいなく、現金払いが主流。
もう一つは商品入れ替え問題です。生鮮食品、賞味期限が短い商品の入れ替えが間に合わない事象と、年寄りが賞味期限が長いものを選ぶ傾向があるため、結局古いものがずっと残り、賞味期限が切れてしまう。
このような課題が存在はしますが、ただ、技術の進化も、確かに進行している情報もあります。
無人店の進化
無人店の管理や精算、支払における技術は、以前より進んでいます。
以下の動画をご覧いただければわかりますが、(店主の許可を得たうえでですが)無人店に入ってものを盗んたり、勝手に飲み食いしたり、ものを外に投げたり…こういったことも試しにやったらどうなるか?あえてアメリカのamazonの無人店と比較している人が出てきていますね(笑)
動画の結果、すべてが正確に精算されているのと、精算が10秒ぐらいで完了しているのがわかりました。(amazonは5分~10分だったようです)
まとめ
これまでご紹介した無人店、無人配送については、技術そのものは約2、3年前から現れはじめていたけれど、最近は増えてきている印象があります。
その理由は新型コロナの感染拡大で、人と人の接触を減らす必要に駆られ、徐々に普及する兆しが見えてきているからだと思います。
こういった人と接触しない工夫、人を使わない工夫は、中国では積極的に行われていると感じていますが、課題も多く存在するのも現実です。
今後はどう発展していくかについては、僕はこういったものを積極的に使われて行く中で、無人○○という概念は、より実用的な形で定着していくと思います。
そう思ったのは、もう一つの理由があり、それが中国の支払い方法に対する進化もどんどん進んでいるからです。支払い方法に関しては、また別の記事でご紹介するとして、キーワードは「顔Pay」「eye print」です。
では今回はここまで。
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