【中国のキャッシュレス進化】現地考察:財布なくても困らないレベル!

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2019.8の後半に中国の実家に帰りました。
二年ぶりの帰省ですので、変わるところは多かった。

我が故郷は中国東北の遼寧省にあります。

いろいろ書きたいことはありますが、今回はキャッシュレスの視点に絞って、実家都市の変化をご紹介したいと思います。

※本記事で言っているQRはアリペイ(支付宝)のQRとWeChatPayのQRを指しています。他のウォレットサービスも多くありますが、それらのQRはあんまり見かけませんでした。

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中国でキャッシュレスの普及はホント?

二年ぶりの帰省になります。二年しか経っていないので、2017に帰ったときはWeChatPayとかアリペイとか、ある程度広がっていました。ただ生活の隅々まで浸透している印象はなかった。

ただ、最近中国のキャッシュレスが進化とか、普及など言われていますので、それを確かめようとも思いました。かといって、実家は上海とか北京のような大都市ではないので、それほとでもないと思いました。

しかし、実家に帰っていろいろと体験してたら、キャッシュレスが日本より普及していると本当に驚きました。

タクシーの支払いにQRコードが見せられる

実家ではタクシーの初乗りは6元(約90円)でとても安く、出かける際にはだいたいタクシーを使っています。そこでの費用の支払いの際は、「現金?それともスキャンする?」と何回か聞かれました。

また僕が乗っていたすべてのタクシーにQRコードが用意されています。大体スタンドか、車の前にぶら下げるか、ステッカーかで、すぐに手で取れるような位置にあります。

もちろん現金は使えますが、タクシーの運ちゃんによると、いまの若者はだいたい現金持っていなくい、持っていなくても困らないので、こういう(QRコード)のを用意しないといけない。だそうです。

朝市でほぼ全ての店がQRコードを用意している

実家に朝市があります。大体朝の5時から7時ぐらいまでですが、そこには何回か朝ごはんを食べに行きました。

そこで驚いたのは、お店、屋台、屋台より小さい店含め、ほぼすべての店がQRを用意していることでした。

いくつか写真を撮ってきました↓ご覧ください。

理由を聞いてみたところ、だいたいは

1.ほかの店やっているから自分もやった。
2.細かいおつりのやり取りが面倒だから。ウォレットならおつりは持たなくてもOK。

まず1の見習い組は、やってみてから、QRおいておくだけでスキャンで支払う人が増えたとのことでした。

2の店のおつりやり取りが面倒だからというのは、気持ちわかります。実家の朝市では、ものが安くお釣りもよく出ますので、ウォレットにするだけで確かに便利でやりやすいと自分も思いました。

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汽車チケット購入もQR、現金入れ口がない?!

汽車チケット、高鉄チケットを買うときに、チケットの自販機を見つけました。購入したいチケットを選択して、身分証明書をスキャンして、いざ金を払おうとするときに、なんと、画面に「アリペイで払いますか?WeChatPayで払いますか?」という2択になっています。

幸いなことに、アリペイに残高が入っていたので、払えましたが、現金の受取口はそもそもないのにびっくりしました。

まあ、後々よく見ると、現金使える自販機もちゃんとありました…

自販機画面が反射してうまく写真とれず、後ろも並んでいたので…ネットのイメージを御覧ください。自分が使ったのと同じ画面です。

退職金受取、振込もウォレット

母親が退職しており、その退職金はいつも地元の銀行に振り込まれます。ただ、今回はいきなり「wechatで入金通知が受け取れるようにしてほしい」と言われました。

「なんで?」って聞いたら母親が「みんなそれでやっているし、便利そうだから自分もやりたい」とのことだった。

退職金が口座に入金→WeChatに通知が入り→WeChatで受け取るか銀行口座で下ろすか

という流れのようですが、確かに口座から直接WeChatに入って、WeChatはほとんどの店で使えるから便利ですね。

「財布なくても困らないけど、スマホ忘れったら大変困る」

これはタクシーの運ちゃんに「そんなにQR使っている人いるか?」と聞いたときに、「アリペイとWeChatPay使う人が結構多いし、財布なくても全然困らないけど、そのかわりにスマホ忘れたら大変困るんだよ」との回答だった。

よく考えると、実家の3流都市でもこのようにウォレットが普及していますので、1流2流都市は更に進んでいると思いますね。

中国でキャッシュレス普及のヒント

なんで中国でこんなにキャッシュレスが普及したんだろうと考えてみました。日本もいまキャッシュレスが進んでいるとは言えますが、実家は東京より普及率が高いじゃないかと思うほどでした。

その理由はだいたい以下ではないかと思います。

その1.みんなが使っているから(WeChatとアリペイ)

スマホ持っている限り、WeChatは使わない人はいないと思います。だから、いつも使っているアプリで支払いができれば、なおさら便利なので、これが一つ重要な要素だと思います。

その2.導入するのに、端末はいらない

これも重要な要素の一つだと思います。端末が必要となると、電源、ネットワーク回線など考えないといけないが、実家だとまず決済の端末は見かけません。ほとんどQRコードをプリントしておいておくだけでした。そうすることで、QR導入のハードルは一気に下がります!

その3.口コミ

「みんな使って、便利そうだから」というのはよく聞きました。

WeChatもアリペイ(Alipay)はほとんどの人が使っていますし、中国っていうのはリレーション、人間関係重視の国ですので、当然近くの人がやっていると、自分もやりたくなるものですね。

最後

今回は、中国遼寧省の実家に帰って実感したキャッシュレスの進化について、ご紹介と感想を書かせていただきました。

一言で言うと、普及率は思ったより高く、生活の隅々まで浸透していますので、大変驚いています。

もう、財布いらずの世界は、もっと早くやってくるかもしれませんね。

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