「夏目友人帳」で注目を浴びる熊本県人吉市、「IP旅行」に巨大市場―中国メディア

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引用元:レコードチャイナ

「夏目友人帳」で注目を浴びる人吉市、「IP旅行」に巨大市場―中国メディア中国メディアの大衆網は2019年3月27日付で、日本の人気アニメ「夏目友人帳」の劇場版が大ヒットしている影響で、熊本県人吉市の「聖地巡礼」に注目が集まっているという記事を掲載した。

記事によると、前売り券だけで1000万元(約1億6615万円)の収入を上げた劇場版「夏目友人帳」は、「グリーンブック」や「キャプテン・マーベル」などの人気作品との競合にもかかわらず、チケットの売り上げは10位以内を保つ人気だという。

アニメ放送が開始された2008年以降、作品の舞台のモデルになった熊本県人吉市を世界各国の「夏目ファン」が訪れ、人口3万2579人の地方都市の経済を活性化している。こうした動きを受けて、現地のホテルやレストランなどの施設には、人気キャラクターの三毛猫「ニャンコ先生」のポスターやグッズが置かれ、タクシー会社や旅行サイトでは、作中に登場する場所をピックアップし、撮影ポイントをめぐる観光コースを紹介しているという。

記事は、「モノ消費」から体験を重視する「コト消費」へと観光客の関心が変わっている現在では、アニメの「聖地巡礼」のように、知的財産(Intellectual Property)を活用して、一見普通の駅や校門、橋などに付加価値をつける「IP旅行」が、中国をはじめとする世界各国で注目を集めており、巨大な市場があると紹介。

特にアニメ文化が盛んな日本の場合は、「夏目友人帳」の人吉市の他にも、「君の名は。」の飛騨高山や、「スラムダンク」の鎌倉、「東京ラブストーリー」の愛媛県など、アニメや漫画を観光に活用した成功例があり、上海交通大学メディアコミュニケーション学院の李康化副院長は「『君の名は。』の五平餅のように、わざとらしくウケを狙ったものではなく、その地方の特色を最大限に生かしたアップデートが、『IP旅行』で観光客と現地住民の双方に利益をもたらす」と指摘した。

記事が引用した中国の国営テレビ・中央電視台の経済チャンネル(CCTV2)の統計によると、アニメの舞台のモデルとなり観光地になった場所は日本全国に約5000カ所存在し、観光に訪れるファンがもたらす経済効果は、毎年500億円以上になるという。(翻訳・編集/原邦之)

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