タオバオの創業者、ジャック・マー(馬雲)が若者からの質問を、一個一個真剣回答するという、中国のライブトーク番組を見ました。
結構面白く、自己啓発にも有意義な回答でしたので、ご紹介したいと思います。
まずは動画
中国語になります。あとで、翻訳してご紹介します。
「1999年生まれです。(今年19才)。あなた(ジャック・マー)の全財産と私(19才の質問者)の青春と交換できるなら、交換しますか、しませんか?」
ジャック・マーの回答
ジャック・マー:「もちろん、交換するよ」
司会者:「交換する!?なぜ?」
ジャック・マー:「お金はまた稼げばいいけど、青春は過ぎたら二度と来ないから」
司会者:「ほら、お金持ちみんなそう言う」(会場笑)
ジャック・マー:
「創業当初、同士の一人がYahooから来た。当時彼がYahooのレジェンド社員で結構の収入力を持っている、でも我々はお金がない。その時、彼が僕にこう言った、馬さん、僕は100万ドルで1年の時間を買いたい。僕はこう回答した。バカを言うな、売れるなら僕は全部売るよ!」
「でも今になって、僕はわかった。お金は何になる?全部あなたのお金でもないし。僕みたいな人が持っているいわゆる「富」は、より良い会社経営をするために、社会から僕たちに委託しているだけ。そのお金は僕のものではないですよ。」
「もしあなたが、このお金が自分のものだ、と思うようになったら、それが不運の始まりだ」
「だからもちろん交換する、後悔しているのは彼(質問者)のほうだよ」
司会者:「この取引は現実的には起こり得ないけど、ただひとつ言えるのは、もしあなたがジャック・マーの人生経験を学ぶことができれば、相当価値のあるものだと思います。」
ジャック・マー:
「それは学校では学べません、それはミスをして、失敗して、苦しい思いをしたから得られたものです。」
質問2
「もしあなた(ジャック・マー)が全財産を失って、今の若者と同じスタートラインに立たされるなら、若者たちには勝てますか?」
ジャック・マーの回答
「もし20年前なら、勝てないと思う。ただ今なら、これまで50年の人生経験を持って、苦しい思い、失敗してきたことを持ってならば、体力、知識は今の若者にはかなわないかもしれませんが、メンタル面は、今の若者よりは良いと思います」
「ということは、今の若者が10発打って2発当たるなら、僕は1発打ったら当てられると思う」
「なのでここで言いたいのは、各年齢層にはそれぞれの優勢を持っていることです。男も女もそうです。何かをやるときに、自分の優勢、長所を活かしてやれば良いです。ほかの人と比べる必要はない」
質問3
「ジャック・マーの言葉集が中国人に心に潤いを与えている、についてどう思います?」
ジャック・マーの回答
「あ。。。それね、多くは僕が言ったことじゃないよ。」
「僕自身もほぼ毎日それを読んでいるんだけど、いったい誰が言っているんだっけって僕も思う。」
「実は僕一番怖いのは、あっちこっちで僕たちの本が出されていること、何故か、この僕の言葉も偽造できるので、これまで僕が呼んできた歴史も、果たして真実なものか、疑い始めるのです。だから。。。」
司会者:「だから、ジャック・マーの言葉集の多くは偽物、本物が欲しければTMALLで買ってください」(会場笑)
終わり
大体こんな内容になります。翻訳はなるべくジャック・マーの喋りに忠実するように努力していますが、まあ、不足の点がありましたらご容赦ください。
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