人口が多く、かつ国柄もありますので、中国でのブラウザーシェアは世界のトレンドとちょっと違います。
データは、アリババグループ会社「アリママ(阿里妈妈/alimama)」の子会社CNZZが統計した2014/9/2数値です。(2015/3/7現在最新)
デスクトップPCでのブラウザシェア率
世界のシェア率なら、chromeが首位、firefoxが2位、その次がIEですが、
中国では、 IEが首位の36.29%で、2位は国産の360ブラウザです。
360ブラウザ(http://se.360.cn/)
3位はchromeの7.74%。4位はSafariの7.46%。
5位〜10位は全部国産ブラウザです。
5位はQQ浏览器。(http://browser.qq.com/mac/index.html)
6位はsougou ブラウザ(http://ie.sogou.com/)
7位は2345ブラウザ(http://ie.2345.com/)
8位は猎豹ブラウザ(http://www.liebao.cn/)
9位は、maxthonブラウザ(http://www.maxthon.cn/)
10位は、UCブラウザ(http://www.uc.cn/)
そして、firefoxが11位でした。
IEが首位である事がある程度予想されていたのですが、10位中7つの国内産ブラウザが入っています。検索エンジンが国産の百度と同じように、ブラウザも国産がメインですね。すでにシェア争奪戦になっていますが。
実際に360ブラウザやsougouを使ったことがありますが、使い勝手が普通でした。多分優秀のchrome、safariの海外産ブラウザを使ってきたので、中国産のブラウザは特にスピードが速い訳でもなかったし、利用メリット(アドオンなど)もなかったと思います。
逆に、強制インストール(知らないうちにインストールされている友人もいます)、と強制アップデートが発生するので、個人的にはかなり嫌な使わせ方だと思います。
シェア率を上げようとするとやはり、王道のユーザビリティを高めるほかなく、地道に品質改善や機能改善を重ねれば、ユーザが自然に増えていくと思います。
若干辛口のコメントはしましたが、一人の中国人として、中国製ブラウザの今後の改善を期待しています。
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