今年の目標に、「本をたくさん読む」を加えています。普段は読んでないわけではないのですが量は足りないような気がしますので。
そこで最初に目をつけたのは「中国 狂乱の「歓楽街」」という本です。
KADOKAWA/中経出版 (2015-06-19)
売り上げランキング: 147,546
もしかしたら「エロ本?」と思ったけど、Amazonのカスタマーレビューを見るとどうやら中国の社会現実を描写する本のようで、購入しました。
この本を読もうと思ったのは、日本人の視点で中国の風俗事情をどう見ているか、に興味があるからです。そして読んでみて、期待通り中国の風俗形態とその理由、中国最大の「性都」と呼ばれる東莞の発展・繁栄・衰退、愛人事情などを、日本人記者の身分で中国の「事情通」経由の情報、著者自身の経験をまとめた内容が書かれていました。
本の内容は全部3部に分かれています。
第1部:性都と呼ばれる広東省の「東莞」風俗店の一斉摘発と中国風俗事情
東莞に行ったことがありませんが、本当に本で紹介されているような内容なら、男としては一度味わってみたいものです(味わうまえに崩壊されましたがw)。
それぐらいのクオリティ(東莞ISO)と書かれていました。そして面白いのは、中国にどんな風俗があるのか、ランク別?種類別?で分類されているところでした。ある程度の知識は持っていましたが、さすがにすべてのランクは……改めて勉強になりました。
第2部:中国の愛人事情について
財力も心構えも足りませんので体験したことがありませんが、よくそんな情報がweiboとか、中国の地方ニュースとかで入ってきます。「愛人が妻と街で血まみれで大げんか!」とか写真付きでアップされたり。
ちなみに本で紹介された愛人は「二奶」と書かれていましたが、最近は「小三」(ショーサン)とも呼ばれています。あと愛人村(ある村の若い女の子のほとんどが愛人)、衝撃的でした。もはやビジネスですね。
第3部:「金」と「欲」に乱れ狂う中国と題して、野生動物宴、母乳ビジネスなど
主要なパートではありませんが、情報としては確かでしょう。なぜなら珍獣、昆虫を食う習慣はもともとあるし(特に南の方)、金を持つようになると、風俗遊びを飽きた頃に、おかしなことを求めるようにあるのは、中国だけでもないと思いますし、おもしろネタとしても十分だと思います。
この本では、エロい描写などはありません、そしてどうやって中国風俗を味わうかという方法論内容でもありません。ただ、
・中国の風俗はどうやって今のように発展してきたか
・中国政府が風俗に対する態度
・風俗女たちの裏地事情
・どんな風俗があるか
のような「中国の風俗事情がよく分かる本」と思います。
興味のある方はぜひ一読ください。
KADOKAWA/中経出版 (2015-06-19)
売り上げランキング: 147,546
コメント