【過労中国】中国でいう996と007とは?

暮らし・生活
スポンサーリンク
0
(0)

今回は、近年中国で話題になっている「996」と「007」について、ご紹介します。

中国の高度成長に伴う社会現象として、過労が原因でなくなるニュースが増えてきています。

この記事では、「996」と「007」の意味と、法律観点、関心の高い人たち、企業側の発言などについて、ご紹介しようと思います。

スポンサーリンク

「996」とは?「007」とは?

996とは

996は、朝の9時~夜の9時まで働いて、毎週6日間働くという意味です。

つまり、毎日12時間の労働で、かつ、毎週6日間というのは、月曜〜土曜まで働いて、日曜日だけ休日を指しています。

計算すると、12時間×6日間=72時間/週 、72時間×4週=288時間/月、ということになりますね。

007とは

007は、朝の0時~夜の0時まで働いて、毎週7日間働くという意味です。

つまり、休日全くなく、ずっと働いているという意味ですが…

ただ、普通に考えるとあり得ないよね。調べてみたところ、これは文字通りの働く時間ではなく、長時間労働が強いられて、何かあるとすぐに労働現場に戻らないといけなく、個人の自由時間が全くないというニュアンスです。

この007は、実際にないとは言い切れませんが、少々言いすぎている雰囲気はあると思います。

「996」と「007」は違法なのか?

では、「996」と「007」は中国の法律的にはどうなのか、という観点でみると、もちろん違法です。

中国の労働法では

「労働者の勤務時間は1日8時間を超えてはならず、毎週平均勤務時間は44時間を超えてはならない」

また「企業側は必要であれば、労働者との合意の上で残業をしてもいいが、一般的には1日1時間以上の残業をしてはならない。特殊な原因により働く時間を延長する必要があるならば、労働者が健康であるうえで、1日3時間を超えない範囲で、月の合計で36時間以内なら残業できる」

と規定されていますので、996と007は当然ながら、労働法違反になりますね。

ここから割と現実的な996を中心にお話ししようと思います。

996に高い関心を持っている人たち

996は「普通に考えると違法だ」という考え方になりますが、ただ、実態はどうでしょう。

日本もそうでしたが、高度成長している中国にとって、企業が競争に打ち勝つために、悠長にやってられないというのも実情です。

実際に(オフィシャルではないようですが)996に注目している人たちなどんな企業に就労しているかという統計がありました。


引用元:知乎

関心の多い企業でいうと、

阿里系:アリババグループ
腾讯:テンセントグループ
百度:BAIDU

見事に中国IT大手「BAT」(百度のB、アリババのA、テンセントのT)のプログラマたちが上位に上がってきています。

スポンサーリンク

過労関連の統計

では過労で倒れた人がどれぐらいいるのか、気になって統計数字を調べたが、残念ながら、正確な統計は見つかりませんでした。

とあるニュースでは、中国で年間過労死の人が60万人にのぼるという書き方はありましたが、どうやら噂に噂されて、元があやふやのようでした。

また、2021年5月に発表されたWHOの統計によると「年間74.5万人」(引用元:GigaZine)ですので、中国での60万人/年というのも、少し大袈裟のような気がします。

ただ、たびたびニュースに取り上げられ、ネットでも話題になっていることを考えると、増加傾向にあると推測できます。

企業側の発言

2019年4月、ジャックマー(馬雲)が内部交流会では、こんな発言をしていたようです。

996是一种巨大的福气
(996ができること自体は幸せである ←筆者訳)

996で働こうとしても、できない人もいるんだから、できること自体はあなたにとっての幸せであると、暗に「仕事があるだけ、マシなんじゃないか」と言っている。

この発言は瞬時に拡散され、多くの人から非難されることとなった。が、その後ジャックマーが

任何公司不应该,也不能强制员工996
(どの企業も職員の996を強制すべきではない ←筆者訳)

不为996辩护”,但“向奋斗者致敬
(996を擁護しないが、頑張っている人に敬意を払う ←筆者訳)

と補足した。当然、アリババだけではなく、こんな過酷な労働環境改善すべきの風潮で、「996強制すべきではない」姿勢に賛同する企業は増えてきています。

東南アジアの過労による心臓病や脳卒中が比較的に多い(WHO)

前述した Gigazineの記事にも出ていましたが、過労が原因で心臓病や脳卒中になり死亡する人数は年間約74.5万人という。(大元はWHOは2021年に発表された統計データ(英語)です)

また、同じデータソースを使って中国の199ITがグラフ化したデータによると、

毎週55時間以上の労働が原因の、心臓病で亡くなった人数は、

東南アジアが一番多く、次が西太平洋地域です。

しかも、年々増えている傾向(以下は2000年→2010年→2016年の推移)

以下の脳卒中の例でも、同じ傾向が見えます↓

最後に

最後は少し脱線しましたが、今回の記事では、主に中国で話題になっている996についてご紹介してきました。

この996の現状の良し悪しは、評価できる立場ではありませんが、

個人的には途上国から先進国への発展途上に必ず乗り越えなければならない課題のような気がします。

では今回はここまで。

この内容はお役に立ちましたか

ぜひ評価をお願いします。

平均 0 / 5. 投票数 0

この記事はお役にたったかぜひ教えてください

フィードバックいただき誠にありがとうございます。

記事内容を改善するために

ぜひあなたの意見を聞かせてください。

この内容はお役に立ちましたか

ぜひ評価をお願いします。

平均 0 / 5. 投票数 0

この記事はお役にたったかぜひ教えてください

フィードバックいただき誠にありがとうございます。

記事内容を改善するために

ぜひあなたの意見を聞かせてください。

スポンサーリンク
SeeChina365が気に入ったら
いいね!お願いします。
最新情報をお届けします。
暮らし・生活
スポンサーリンク
SeeChina365

コメント

タイトルとURLをコピーしました