INBOUND JAPAN 2017参加レポート



INBOUND JAPAN 2017開催されたのは、7月19日〜21日、約十日前の週なのですが、参加レポートと所感を書きたいと思います。

本記事は展示会の様子を細かくレポートというより、SEECHINA365管理人としての感想を多く書こうと思います。出店企業詳細や出店数、訪問数などについては主催者側HPをご覧ください。

三日間の開催ですが、実際に参加できたのは三日目の21日午後15時〜ラストでした。

初日と二日目は人多かったかもしれませんが、参加した三日目の午後なので、訪問者数は少なかった。最終日だからでしょう。

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では、少し詳しく書きます。

出店数

普通のIT系のEXPOと比べてそれほど多くはありませんでした。まだ海外向けサービス、訪日旅行者向けのサービスとして提供している事業者が、それほど多くないと感じています。

ただ、もともと関わりのある企業の何社は出展していませんでしたので、本当はもうちょっとあるのでは?とも思っています。

展示内容から見ると、大きく「来日訪問客向けサービス」「越境向け」と二つに分けられますが、今回はINBOUNDがテーマなので前者の出店企業が比較的多かったと思います。

来日訪問客向け・決済・お支払い関連

wechat payが思ったより目立っていました。1年前と比べると、提供事業者が増えています。

主に日本の店舗(飲食、量販、デパートなど)にwechatウォレット(微信钱包)が使える端末を提供し、中国人訪問客がそのまま中国人民元が入っているwechat ウォレットで支払えるようになる仕組みです。

実際に中国人から見ると、そのまま人民元でお買い物しているように見えるのですが、裏の決済代行業者を経由して、日本の店舗さまに日本円で入金される流れになります。

ただ、多くの事業者はこの一年ぐらい提供開始のようで、まだ大手量販店、デパート以外の加盟店舗は少ないと、会話の雰囲気から感じています。

支払い関連からいうと、自販機に取り付ける端末(NAYAX社・海外のクレジットカードでそのまま自販機でドリンクや食べ物が買える端末)と、外国人向けの両替機(smart exchange・全国100箇所ぐらい・外貨を入れて日本円が出る機械)がありました。

数を鑑みると普及までもう少し時間がかかりそうですが、サービスとしては面白いと思います。

ただ、自販機に取り付ける端末は、中国人向けではないかもしれません。なぜならクレジットカード保有率が低いからです。

来日訪問客向け・集客

Ctrip(携程)のショッピングサイトにクーポン配布のようなサービスは、何社かありました。

Ctrip(携程)はホテル予約、旅行予約、航空券、国内の汽車、高鉄(新幹線)予約の大手で、先日一時帰国の際の国内いろいろ予約は全部Ctrip(携程)でやりました。アリペイと連携してとても便利です。

こういう中国人がよく利用するサービスに顔を出せるのは、莫大なインプレッションに繋がるため宣伝効果は抜群だと思います。しかし、目を止めてもらう工夫が必要との、掲載場所は限られるため、そこを維持することが大事になります。

他に、海外大手口コミサイトに記事出稿、広告出稿・運用系もありますが、効果はまだはっきりしていないところも多いので、なんとも言えません。

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越境EC・決済

wechat pay (微信钱包)とAlipay(支付宝)以外はあんまり目立っていません。おそらくINBOUNDなので各決済会社はオンラインである越境の決済手段の展示会出店に、それほど力を入れていないでしょう。

越境EC・集客

weibo(微博)は出店されていました。ただweiboとwechatと比べると、もしwechatで集客プランがあるならば、wechatを選ぶかと思います。もちろん、それぞれの良さはあるのですが、本サイトにも書いたように、weibo は不特定多数へのアプローチ、wechatは友達つながりが多いアプローチとなりますので、口コミ効果を狙うならば、wechatのほうがよいではないかと思います。

もちろん実際にプロモーションするときにケースバイケースとなりますね。

独自越境モールもありました。ただ2018年始提供予定で、アマゾンと楽天の越境モールと競合する立場になりますので、独自の集客と特色を確立するまで、努力が必要と思います。

他には、海外向けのメディアは増えています。

Explorer Japan
Gaijin pot
Kimiss.com
365asakusa
Japan travel
などなど

サイト中身はまだチェックしていませんが掲載費やアフィリエイトモデル中心かと思います。

集客力は、ん…出店社のアピールだけでは、なんともいえません。「商材次第」と担当者に言われており、自分も同感です。

越境EC・物流関連

INBOUNDだからかもしれませんが、ヤマトの手ぶら旅行以外は、見当たりませんでした。実は物流関連に結構興味があり注目していますが、なぜか少なかったです。

越境EC・翻訳

wovn.ioは出店されていました。個人的にはこのサービスが面白いと思います。多言語化は簡単にできる仕組みでサイト負担も少ないようです。機会あったら、試してみたいと思います。

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感想

2020年に向けて、サービスプロバイダー(事業主)の動きが活発になってきているように感じました。やはり何年、何十年一度のオリンピックなので、海外訪問者もいっぱいくるんでしょう。それがチャンスなので、今のうちに接客準備を!と考えている店舗向けに、サービスが徐々に増えてきています。

ただ、まだ全体のつながりが弱く感じています。うまく表現できませんが、それぞれ点になっていて、線に繋がっていない、それぞれの相性が良いとは言えないように感じています。

また、それぞれの導入効果、投資のROI部分ははっきり見えません。大金をかけて導入して、本当に来るのか?という疑問を今も持っています。

まあ、辛口で言っても、やはりオリンピックまでは、訪問客が増え続けると思いますし、チャンスであることが変わりませんので、いかにチャンスを掴むかは、これから考えないといけないことだと思います。

では今回はここまで。

 



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