中国の「暴走団」とは?在り方に賛否両論

中国の「暴走団」とは 話題
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中国で話題になっている「暴走団」についてご紹介しようと思います。

「暴走団」という名前を見て、日本の「暴走族」と連想される方も少くないと思いますが、実はだいぶイメージは違います。

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中国の「暴走団」とは

百度百科によりますと、暴走団とは(以下中国語原文引用)

一个半自助式旅行互助组织,旨在通过暴走,去发现那些被我们忽略的美景,享受暴走带给我们的乐趣。这是一个年轻活力的群体,主要活动成员为80后,90后的青年人群体。

簡単に訳すと、「暴走団」は半セルフ式の旅行組織で、ひらすら町歩き、観光地歩きによって、普段気づかない風景、楽しみを見つけることを趣旨としていると共に、ひたすら歩くことによって、運動の目的も達成できるので、健康不良の解消にも繋がるという。メンバーは主に80年以降、90年以降生まれの若者が中心になっている。

中国語の名前は「暴走団」、英語の名前は「higking group」。

そしてイメージはこちら。その1↓

中国の「暴走団」とは

すごい勢いですね。

「暴走」は中国語で「ひたすら歩く」という意味で、イメージ通り、編隊してひたすら町を歩く!のです。

一番最初は2010年、南京で最初の暴走グループが成立され、コンセプトを賛同した若者立ちが集まり、だんだん規模が大きくなってきます。

その後、蘇州、北京、青島など、だんだん北上して、今や全国のあっちこちにできています。

中国遼寧省の実家に帰省した時も、街で何回か暴走団を見かけました。

中国の「暴走団」とは

暴走団のやりかたに賛否両論

メリット(賛の部分)

確かに、ただただ街を歩き、

・普段に気づかない新発見もできる
・歩くことで健康促進にもつながる
・新しい団体に加入することで、新しい接点ができ、出会いの場にもなる

と、発想としては悪くないコンセプトだと思います。

実際に体重100kgの友人が暴走団に入り、半年で80kgまで減量成功しているだけでなく、新しい友人もできていると言っています。

デメリット(否の部分)

ただ、規模が大きくなり、各地に支部ができ、人も増えてくることで、やり方が雑になる、ルールを守らないグループも出てきます。(下の画像をご覧ください)

中国の「暴走団」とは

こちらは山東省臨沂市での出来事で、交通ルールを無視した暴走団が自動車道に進入し、堂々と暴走していると、後ろからタクシーが突っ込んできて、一人死亡、二人怪我していた、ということも起きています。(実際のGIF動画↓)

中国の「暴走団」とは

動画見ると、タクシーを暴走団に突っ込む時に減速する気配はなかった、視野良好なのに減速していなかったので、意図的な殺人行為だという「タクシー運転手が悪い」見方は当然います。

一方、暴走団が交通ルールを無視して堂々と自動車道を歩いているため、先に違反したのは暴走団のほう、という見解もありました。

関連のニュースを調べてみると、暴走団が交通ルール無視で自動車道を歩くことでトラブルになった、ニュースも多かった。

確かに中国の交通ルール無視はよく見かけるのです。それでトラブルになった場面も何回か遭遇しており、運転手のイライラする気持ちも、わかります。

このニュースをきっかけに中国で暴走団に関する議論が盛んに行われるようになりました。暴走団の健康促進、町歩き、出会いの場というコンセプトは悪くないと思いますが。ただ、「半セルフ式」というゆるい組織のため、規制も緩くなる一面もあります。それがトラブルの原因、事故の原因にもなったりします。

最後に

もう少し規制するか、国民の交通、環境意識を高めることができれば、こういったトラブルが起きることもなくなると思います。良いコンセプトを、正しい規制やルールのもとで、みんなが幸せになるという方向に進むといいなと個人的に思います。

では今回はここまで。

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コメント

  1. chenjinlian より:

    wow

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